近年、ネットショッピングの普及で宅配便の利用頻度が増えていますが、
アパートに宅配ボックスがない場合、荷物の受け取りに困ることはありませんか?
実は、アパートに宅配ボックスがなくても快適に暮らせる方法がたくさんあるんです。
今回は、賃貸住宅やマンションで宅配ボックスがない場合の具体的な対処法と、
実は宅配ボックスが「ない方が良い」というケースについてもご紹介します。
アパートの宅配ボックス、本当に必要?
「宅配ボックスがない物件は避けたほうがいい?」とお悩みの方、ちょっと待ってください。
実は、集合住宅全体でみると、宅配ボックスが設置されているのは約35%程度なんです。
つまり、多くの方が宅配ボックスなしの環境で暮らしているということですね。
宅配ボックスの設置は、実は家賃に大きく影響します。
調査によると、宅配ボックスがある物件は平均して月額13,000円以上も家賃が高くなる傾向があるんです。
年間で考えると、なんと15万円以上の差額になってしまいます。
この金額があれば、素敵な旅行に行けたり、趣味に使えたり…と考えると、
宅配ボックスの必要性について、もう一度考え直してみる価値がありそうですね。
宅配ボックスがあると便利な人、ない方が良い人
では、どんな人に宅配ボックスが必要で、どんな人には不要なのでしょうか。
生活スタイルによって、その必要性は大きく変わってきます。
以下のような方は、宅配ボックスがあると便利かもしれません。
- 毎週のようにネットショッピングを利用する
- 在宅時間が不規則な仕事をしている
- 一人暮らしで日中はほとんど家にいない
- 非対面での受け取りにこだわりがある
一方で、次のような方は宅配ボックスがなくても困らない可能性が高いです。
- ネットショッピングの利用頻度が月1-2回程度
- 自宅の近くにコンビニや宅配ロッカーがある
- 在宅勤務が多い
- 家賃をできるだけ抑えたい
宅配ボックスの設置有無で物件を絞り込むと、選択肢が大幅に減ってしまうことも覚えておきましょう。
意外と多い!宅配ボックスのデメリット
宅配ボックスは便利な一方で、意外と知られていないデメリットもあります。
まず、設置スペースの関係で、大型の荷物や複数個の配達には対応できないことが多いんです。
冷蔵・冷凍品の受け取りができない宅配ボックスも多く、食品の通販を良く利用する方は要注意です。
また、他の住人の荷物で満杯になっていると使えず、結局再配達になってしまうこともあります。
集合住宅の宅配ボックスでは、誤配のリスクも考えられます。
特に部屋番号だけで表示されている場合は要注意。
さらに、セキュリティ面でも課題があります。
高価な商品の場合、盗難や破損のリスクも考慮する必要があるでしょう。
アパートで宅配ボックスがなくても大丈夫!3つの受け取り方法
宅配ボックスがない賃貸物件でも、実は便利な受け取り方法が3つあります。
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
1, 折りたたみ式の後付け宅配ボックスを活用する
玄関先に設置できる後付けタイプの宅配ボックスが、最近人気を集めています。
工事不要で、使わない時は折りたためるタイプなら、賃貸でも気軽に導入できます。
南京錠でロックできる簡易タイプから、
デジタルロック付きの高機能タイプまで、様々な商品が販売されています。
ただし、以下の点には注意が必要です。
- 玄関前に私物を置くことが禁止されている物件では使用できない
- 悪天候時に荷物が濡れるリスクがある
- エントランスがオートロックの場合は配達員が到達できない可能性がある
使用する際は、必ず管理会社に確認を取り、通行の妨げにならないサイズを選びましょう。
2, PUDOステーションを活用する
PUDOステーションとは、駅前や商業施設に設置された共有の宅配ロッカーシステムです。
特に、プライバシーを重視する方や高価な商品を受け取る際におすすめです。
利用方法は以下の通りです。
- 通販サイトでPUDO受け取りを選択
- 荷物到着時に受け取り用のバーコードや暗証番号が届く
- ロッカーで認証して荷物を受け取る
注意点として、荷物の保管期間は3日間となっています。
3, コンビニ受け取りサービスを活用する
24時間営業のコンビニエンスストアでの受け取りは、働く人にとって特に便利なサービスです。
近年では、ほとんどの通販サイトでコンビニ受け取りが選択できるようになっています。
配送業者によって利用できるコンビニが異なりますので、以下の表で確認してみましょう:
配送業者 | セブンイレブン | ファミリーマート | ローソン | ミニストップ |
---|---|---|---|---|
ヤマト運輸 | ○ | ○ | × | × |
佐川急便 | × | × | ○ | ○ |
日本郵便 | × | ○ | ○ | ○ |
コンビニ受け取りのメリットは手数料が無料な点です。
ただし、受け取り期限は通常3日以内となっているので、
早めに受け取りに行くことをおすすめします。
宅配ボックスがないアパートでの賢い暮らし方
宅配ボックスがない環境でも、工夫次第で快適な暮らしを実現できます。
まずは、自宅近くのPUDOステーションやコンビニの場所を確認しておくことをおすすめします。
Googleマップで「PUDO」と検索すると、近くのステーションを簡単に見つけることができます。
また、通販サイトのお気に入り店舗では、住所登録の際に配送方法を予め設定しておくと便利です。
再配達を減らすことは、配達員の負担軽減にもつながり、環境にも優しい選択となります。
宅配便の受け取り方法を使い分けるコツ
荷物の種類や状況によって、受け取り方法を使い分けると更に便利になります。
例えば、高価な電化製品はPUDOステーション、日用品はコンビニ受け取り、
大型の荷物は在宅時に指定するなど、柔軟に対応することをおすすめします。
また、置き配サービスも増えてきていますが、賃貸物件の場合は管理会社に確認が必要です。
配達員とのコミュニケーションも大切
宅配ボックスがなくても、配達員との良好な関係を築くことで、
スムーズな受け取りが可能になります。
普段よく利用する配送会社の会員サービスに登録しておくと、
配達予定時刻の確認や受け取り方法の変更が簡単にできます。
まとめ:アパートに宅配ボックスがなくても快適に暮らせます
宅配ボックスの有無は、賃貸物件選びの際の重要な検討事項の一つですが、
必ずしも必須というわけではありません。
むしろ、家賃の節約や選択肢の幅を広げる意味で、
宅配ボックスがない物件を選ぶことも賢い選択と言えるでしょう。
後付けの宅配ボックス、PUDOステーション、コンビニ受け取りなど、
様々な代替手段を上手に活用することで、快適な暮らしを実現できます。
大切なのは、自分のライフスタイルに合った受け取り方法を見つけることです。
宅配ボックスがないからといって、必要以上に家賃の高い物件を選ぶ必要はありません。
賢く工夫して、より良い暮らしを実現していきましょう。