新年会のシーズンが近づいてきましたね。
突然の指名で乾杯の挨拶を任されても大丈夫なように、今回は使える例文やスピーチのコツを詳しくご紹介します。
そんな悩みやご要望にお応えして、今回は新年会での乾杯挨拶に関する完全ガイドをお届けします。
新年会での乾杯挨拶って、実はとても大切な役割があるんです
新年の幕開けを祝う宴会やパーティーで、乾杯の挨拶を任されるのは実は重要な役目なんです。
会の雰囲気作りを左右する大切な瞬間だからこそ、事前の準備が大切になってきます。
でも、心配はいりません。
基本的なポイントを押さえて、シーンに合った例文を参考にすれば、きっと素敵な乾杯の挨拶ができますよ。
新年会での乾杯挨拶を成功させる3つの黄金ルール
新年宴会で印象的な乾杯スピーチをするために、まずは押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。
1. 簡潔で分かりやすい言葉選びを心がける
長々と話し続けると、せっかくの宴席の空気が重くなってしまいます。
新春会にふさわしい明るい表現を使い、参加者全員が理解できる言葉で手短に伝えることを心がけましょう。
2. 場の雰囲気を把握して話す
祝賀会の形式や参加者層によって、適切な言葉遣いは変わってきます。
フォーマルな年始会なのか、カジュアルな新年親睦会なのかを見極めて、トーンを合わせることが大切です。
3. オリジナリティを出しつつ基本を押さえる
型にはまった挨拶だけでなく、あなたらしさを少し加えることで、より印象に残るスピーチになります。
ただし、乾杯の挨拶には基本的な流れがありますので、それを踏まえた上でアレンジを加えていきましょう。
新年会乾杯挨拶の基本構成
効果的な乾杯の挨拶には、押さえておきたい基本的な流れがあります。
【基本的な構成例】
- 新年の祝いの言葉
- 自己紹介
- 新年の展望や抱負
- 乾杯のご発声のお願い
- 乾杯の音頭
この基本構成を土台に、場面や状況に応じてアレンジを加えていくことで、よりスムーズな挨拶が可能になります。
【シーン別】新年会での乾杯挨拶例文集
それでは、様々な場面で使える具体的な例文をご紹介していきます。
【基本パターン】どんな新年会でも使える万能例文
【基本例文①】シンプルで品のある挨拶
「皆様、新年明けましておめでとうございます。
本日は、このような華やかな新年の宴にお招きいただき、誠にありがとうございます。
ただいまご紹介にあずかりました、○○部の○○でございます。
この度は乾杯のご発声という大役を仰せつかり、大変光栄に存じます。
新しい年の幕開けにふさわしく、皆様と杯を交わし、より一層の親睦を深められればと思います。
それでは、ご唱和のほど、よろしくお願いいたします。
皆様のますますのご健勝とご多幸を祈念いたしまして、乾杯!」
【基本例文②】明るく元気な挨拶
「皆さん、あけましておめでとうございます!
○○部の○○です。
新年早々、このような楽しい宴席で乾杯の音頭を取らせていただくことになり、とても嬉しく思います。
今年も皆さんと一緒に、素晴らしい一年にしていきましょう!
それでは、元気よくご唱和ください!
輝かしい20◯◯年の船出を祝して、乾杯!」
【状況別】場面に応じた乾杯挨拶のバリエーション
【会社の公式行事】フォーマルな新年会での挨拶例
「謹んで新年のお慶びを申し上げます。
ただいまご紹介にあずかりました○○部の○○でございます。
昨年中は皆様方には格別のご指導とご厚誼を賜り、誠にありがとうございました。
本年も社是である「○○○○」の精神のもと、一層の研鑽を重ね、会社の発展に貢献してまいる所存でございます。
それでは、乾杯のご唱和をお願い申し上げます。
株式会社○○のさらなる飛躍と、ご参集の皆様のご健勝を祈念いたしまして、乾杯!」
【取引先との新年会】ビジネスの場での丁寧な挨拶例
「謹んで新春のお慶びを申し上げます。
ただいまご紹介にあずかりました、株式会社○○の○○でございます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
本日は、このように晴れやかな新年の宴にお招きいただき、誠にありがとうございます。
弊社一同、本年も○○様との良好な関係を一層深められるよう、精進してまいる所存でございます。
それでは、乾杯のご唱和をお願い申し上げます。
○○株式会社様のさらなるご発展と、ご参会の皆様のご多幸を祈念いたしまして、乾杯!」
【部署内の新年会】カジュアルな雰囲気での挨拶例
「みなさん、あけましておめでとうございます!
○○チームの○○です。
昨年は本当にみなさんにお世話になりました。
今年もチーム一丸となって、新しい目標に向かって頑張っていきましょう!
そうそう、今年の目標は「全員で楽しく働きながら、売上120%達成!」です。
野心的な目標ですが、この○○チームなら絶対にできると信じています。
それでは、かんぱーい!」
【同窓会を兼ねた新年会】懐かしさと新年の喜びを込めた挨拶例
「皆さん、新年あけましておめでとうございます!
○○年の卒業以来、本当にご無沙汰しておりました。
こうして懐かしい顔ぶれに囲まれて新年を祝えることを、心から嬉しく思います。
今日は学生時代の思い出話に花を咲かせながら、楽しいひとときを過ごしましょう。
それでは、母校○○学校の益々の発展と、ご参集の皆様のご多幸を祈念して、乾杯!」
【親しい仲間との新年会】和やかな雰囲気を演出する挨拶例
「みんな、あけましておめでとう!
今年も仲間たちと新年会ができて、本当に嬉しいです。
去年は色んなことがありましたが、みんなのおかげで乗り越えられました。
今年も一緒に笑って、泣いて、時には励まし合いながら、素敵な一年にしていきましょう!
それじゃあ、新年最初の乾杯、いくよー!
20〇〇年が最高の年になりますように、かんぱーい!」
【面白い演出】会場を盛り上げる工夫を取り入れた挨拶例
【干支にちなんだ挨拶】2025年巳年バージョン
「皆様、新年あけましておめでとうございます!
今年は巳(み)年、賢明な蛇が導く運気上昇の年だそうです。
蛇は脱皮を通じて成長と再生を繰り返すことから、古来より「復活」や「成長」の象徴とされてきました。
私たちも蛇のように新たな姿へと進化を遂げ、全員で新たな高みを目指していける素晴らしい一年にしていきましょう!
それでは、巳年の知恵と活力を胸に、声高らかに!
ご唱和ください!乾杯!」
【あいうえお作文風】遊び心のある挨拶
「皆様、新年おめでとうございます。
堅苦しい挨拶は苦手なので、あいうえお作文で新年の願いを込めてみました。
あ:明るい笑顔で
け:健康第一
ま:前向きに
し:幸せな毎日を
て:手を取り合って
という願いを込めて…
乾杯!」
新年会乾杯挨拶を成功させるためのワンポイントアドバイス
タイミングを見極める
会の進行状況や、直前の挨拶の内容を確認しましょう。
特に、代表者の挨拶と内容が重複しないよう注意が必要です。
声の大きさやトーンに気を配る
会場の広さや参加人数に応じて、適切な声量で話すことを心がけましょう。
明るく前向きなトーンを意識することで、新年会にふさわしい雰囲気を作ることができます。
アドリブを入れる余地を残す
完全に原稿を暗記するのではなく、その場の空気を読んで臨機応変に対応できるよう、ある程度の余白を持たせておくことをおすすめします。
【シチュエーション別】乾杯挨拶のNG集
【会社の新年会】避けるべきポイント
- 昨年の失敗や反省点を長々と話す
- 具体的な数字や機密情報に触れる
- 特定の部署や個人の批判
- 政治や宗教に関する話題
【取引先との新年会】気をつけたい点
- 競合他社の名前を出す
- 契約や商談に関する具体的な言及
- 馴れ馴れしい口調や軽い冗談
- 個人的な人間関係に触れる
【カジュアルな新年会】注意したいこと
- 過度に改まった言い回し
- 長すぎる前置き
- 個人的な愚痴や不満
- その場にいない人の噂話
まとめ:素敵な乾杯挨拶で新年会を盛り上げましょう
新年会での乾杯挨拶は、決して難しいものではありません。
基本的な流れを押さえ、場面に応じた適切な言葉選びを心がければ、きっと素晴らしい挨拶ができるはずです。
今回ご紹介した例文やポイントを参考に、あなたらしさを加えたオリジナルの挨拶を組み立ててみてください。
新しい年の始まりを祝う大切な瞬間、会場全体が笑顔になれるような素敵な乾杯の音頭を取りましょう。
きっと、その場に集まった全員にとって、素晴らしい思い出となるはずです。
最後に、この記事を読んでくださった皆様の2025年が、輝かしい一年となりますように心からお祈りしております。