久しぶりのクラス会や学年同窓会で、締めの挨拶を任されることになった方も多いのではないでしょうか。
母校での思い出話に花を咲かせ、恩師やクラスメイトとの再会を喜び合った後は、やはり心に残る締めくくりにしたいものです。

今回は、同期会や同窓生の集いを素晴らしい形で締めくくるための挨拶例文と、
知っておくべきポイントを詳しくご紹介します。
同窓会の締めの挨拶で押さえるべき3つの重要ポイント
懐かしい旧友との楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。
だからこそ、最後の挨拶では参加者全員の心に残る言葉を贈りたいものです。
1. 感謝の気持ちを込めた挨拶を
同級生の集まりといえども、遠方から駆けつけてくれた方々への感謝の気持ちは丁寧に伝えましょう。
特に恩師がご出席された場合は、教え子たちが集まれる機会を作ってくださったことへの謝意を述べることが大切です。
2. 幹事への労いの言葉を忘れずに
同窓生の集会を実現させるために、幹事は何か月も前から準備を重ねています。
会場の手配や出欠確認、当日の進行まで、縁の下の力持ちとして尽力してくれた幹事への感謝は、参加者全員で示しましょう。
3. 次回開催への期待感を共有
「また会いたい」という気持ちは、きっと参加者全員が共有しているはずです。
次回の同窓会開催について具体的な約束はできなくても、再会への願いを込めた言葉を添えることで、より印象的な締めくくりとなります。
同窓会|締めの挨拶の基本例文
それでは、実際の挨拶例文をご紹介します。
基本となる例文をベースに、当日の雰囲気や参加者の様子に合わせてアレンジしてください。
基本例文
「皆様、本日は楽しい時間をお過ごしいただけましたでしょうか。
懐かしい母校での思い出話に花を咲かせ、あっという間の時間でしたね。
本日は○○先生をはじめ、遠方からも多くの同級生の皆様にお集まりいただき、心より感謝申し上げます。
皆様のお顔を拝見し、学生時代に戻ったような懐かしい気持ちでいっぱいです。
また、今回の同窓会開催にあたり、準備から当日の進行まで、幹事の皆様には大変お世話になりました。
改めて幹事の皆様に、感謝の拍手をお送りしたいと思います。
次回の開催時期は未定ですが、またこうして懐かしい顔ぶれで集まれることを楽しみにしております。
皆様のますますのご健勝とご活躍を心よりお祈りし、本日の会を締めくくらせていただきます。
お帰りの際はお忘れ物のないよう、どうぞお気をつけください。
本日は誠にありがとうございました。」
同窓会を盛り上げる!手締めの選び方とやり方
楽しい同窓生の集いの最後を、より印象的に締めくくるための手締めについてご説明します。
懇親会の締めくくりに手締めを取り入れることで、参加者全員の心が一つになった感覚を共有できます。
一本締めか一丁締めか、どちらを選ぶ?
手締めには様々な種類がありますが、同窓会では「一本締め」か「一丁締め(関東一本締め)」がおすすめです。
それぞれの特徴を以下の表でご紹介します。
種類 | 特徴 | おすすめのシーン |
---|---|---|
一本締め | ・「パパパン」を3回繰り返す ・フォーマルな印象 ・盛り上がり重視 |
・大規模な同窓会 ・学年全体の集まり |
一丁締め | ・「イヨー!パン!」とシンプル ・カジュアルな印象 ・手軽さ重視 |
・少人数のクラス会 ・同期会や気の知れた仲間内 |
一本締めの手順と進め方
一本締めは以下の手順で行います。
1, 幹事や進行役が「お手を拝借」と声をかけます
2, 全員で「イヨーォ!」と声を合わせます
3, 「パパパン、パパパン、パパパン、パン!」と手拍子を打ちます
一本締めの実施例
「それでは皆様、本日の楽しい集いの締めくくりとして、一本締めを行いたいと思います。
ご準備よろしいでしょうか。
では、お手を拝借!
イヨーォ!
(パパパン、パパパン、パパパン、パン!)
ありがとうございました。
どうぞお気をつけてお帰りください。」
一丁締めのコツと注意点
事前に簡単な説明を入れることで、スムーズな進行が可能になります。
一丁締めの実施例
「楽しい時間も終わりに近づいて参りました。
最後に一丁締めで締めくくりたいと思います。
では皆様、お手を拝借!
イヨーォ!
(パン!)
本日は誠にありがとうございました。」
二次会への上手な誘い方|締めの挨拶でのアナウンス術
同窓会が盛り上がれば盛り上がるほど、「まだ帰りたくない」という声が上がるものです。
そんな時は、締めの挨拶の中で自然な形で二次会への案内を織り込むことをおすすめします。
二次会案内のタイミングと伝え方
二次会の案内は、本会の締めの挨拶の直前か直後が最適です。
以下のポイントを押さえて、参加を呼びかけましょう。
1, 場所と店名を明確に
- 会場からの行き方
- 目印となる建物
- 店舗の連絡先
2, 会費と時間を具体的に
- 参加費用
- 開始予定時刻
- 終了予定時刻
二次会案内の例文
「まだまだ話足りない!という方も多いのではないでしょうか。
このあと、徒歩5分の居酒屋「○○」にて二次会を予定しております。
お時間の許す方は、ぜひご参加ください。
会費は○○円、終電までゆっくりできる時間を確保しております。
ご参加いただける方は、お近くの幹事までお声がけください。」
まとめ|心に残る同窓会の締めくくり方
同窓会での締めの挨拶は、参加者全員の心に残る大切な瞬間です。
遠方から駆けつけてくれた同級生への感謝、幹事への労い、
そして「また会いたい」という気持ちを込めた言葉で締めくくることで、より思い出深い同窓会となることでしょう。
手締めを取り入れる場合は、当日の雰囲気や参加人数に応じて一本締めか一丁締めを選択してください。
また、二次会を予定している場合は、締めの挨拶で明確に案内することで、スムーズな移動と更なる親睦の時間が確保できます。
同窓生の集いという特別な機会だからこそ、最後まで心のこもった運営を心がけましょう。
きっと参加者全員の心に、懐かしくも新しい思い出として刻まれることでしょう。